認知症の親を持つ子供として財産管理はどうしたものかとお悩みではないでしょうか?親の資産をどのように管理運用していくか、と言う話ではありません。私自身が経験したことで父親の話なのですが、先に奥さん(私の母)に先立たれた父は認知症で一切の管理を母に任せていました。食事も作ることはおろか、靴下がある場所さえわからない、そんな父でした。
財産管理はどうしたら良いのか私の実体験を元にお話します。
全て母親に任せていた財産管理
靴下がある場所さえわからない父。ましてや資産管理などは全くわからない状況でした。しかし、世の中的には色々な手続きは本人にしか出来ません。母が亡くなった時でも携帯の解約やら銀行・郵便局の手続きやらとても大変でした。一人残された父の財産管理をどうするか?大きな問題が残りました。父はお金に執着があったので私が管理することを良く思わな買ったと思います。そんな父をどうやって説得すれば良いのか悩みました。
成年後見人になるという選択肢
このままではいけないと思いそこで調べて私がとった行動とは、「成年後見人」になるということでした。成年後見人とは、「成年後見制度」に基づき、認知症や知的障害などで判断能力が不十分な人の代わりに法定権利を担う人のことです。本人の代わりに、必要な契約の締結や、財産の管理をします。勉強はしましたが中々面倒な手続きとなります。というのも「裁判」するのですから。裁判?なぜ?ですよね。地方裁判所に行って申し立てをするんです。知らない方はよくわかりませんよね。私も取得しておいて詳しくは説明できないので取得の手順などについて裁判所のHPでご確認ください。結論として、面倒ではあったのですが申し立てし審判で任命されました。(正確には「後見人」ではなく「補佐人」でした)
そうすると、父親に代わって様々な公的手続きも可能となるのです。役所の手続き、銀行の手続き、郵便局、そして一番大きかったのは父が施設に入った後の自宅の売却手続きでした。後見人になるにも「本人の同意」が必要です。詐欺被害にあっても対応できるように「お父さんの財産を守るためだよ」」と説得しました。
まとめ
認知症の父に家の売却などといった大きな手続きは出来なかったと思います。毎年1回、財産目録や収支報告などを裁判所に報告する義務もあり大変でしたが、後見人になる意味は充分にあったと思います。弁護士や司法書士にたのむ方法もあります。お金に余裕がある方はそれでも良いのかもしれません。当時調べた時には10万〜30万かかるとのことでした。これからの超高齢化に向けてそのようなお悩みが出てこられる方々は沢山いらっしゃると思います。親はいつまでも元気でいると思われていると思いますがいつ何時どうなるかわかりません。ちなみに後見人の選出申立は御本人の生前でも可能です。中々難しいとは思いますが、生前に親御様の資産管理が必要であれば是非ご検討されたほうが良いと思います。私も専門ではないですが、アドバイスくらいは出来ますのでお気軽にお問い合わせください。
一人でも認知症で苦しむ方、介護で大変な思いをする方を減らしたいと思っています。
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この記事を書いた人
傾聴スペシャリストヒロキ(東京都在住 1965年生まれ)
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活き活きと生活して頂く為のお手伝いをします。
父の介護経験(認知症・糖尿病)から、独居で孤独な高齢者の存在を知りお役に立ちたいと思い高齢者様に対する傾聴サービスを始めました。役所に登録した高齢者様との傾聴ボランティア訪問員も行っています。お話しをお聞きする以外にも私に出来る事であれば対応させて頂きます。お気軽にご相談下さい。
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