認知症を患うと判断力が低下します。そうなると徘徊して事故にあったり怪我をしたりする危険性があります。外出先から帰れなくなって歩き回っていると、衰弱して生命の危機に陥ることもあります。 特に、夏場の徘徊では脱水症状や熱中症の危険性があります。 冬場であれば低体温症に気をつけなければなりません。どうすれば良いのでしょうか?
親を預けたくなる老人ホーム【LIFULL介護】そもそもなぜ徘徊をしてしまうのか
なぜ徘徊してしまうのか?それは認知症の中6核症状の影響で現れる周辺症状のひとつです。認知症になると必ず現れるわけではありません。昼間の場合もあれば夜間の場合もあります。外に出てしまう原因は「何かしなければならない」「何かしたい」という欲求がそうさせているのです。「自分はもっと出来る」「人の役に立ちたい」そう思っているのです。
なぜ家に戻れなくなってしまうのか
でも脳に起こっている問題のせいでそれがうまく出来ない。そのことに焦りを感じて「自分がなぜ外に出てきたのか?」「どうして自分はここにいるのか?」「ここはどこなのか?」といったことに陥ります。徘徊で一番危険なのは家に戻れなくなることです。なぜ戻れなくなるのか?それは先程お話した焦りなのです。つまり家に戻れなくなってしまうのは「焦燥感」(しょうそうかん)が原因です。
徘徊による命の危険
冒頭にもお話ししましたが、認知症で徘徊となると最悪命の危険が伴います。徘徊による行方不明死亡者には,死亡に至るパターンが少なくとも3つある可能性があると言われています。①行方不明後すぐに自動車事故や踏切事故などによる外傷や川や海、湖、貯水場などでの溺死,病状悪化などによって死亡するパターン②数日間徘徊して徐々に体力を奪われた末に冬場は低体温症や夏場は熱中症などで死亡するパターン,これら2つに当てはまらない③その他のパターン,であるそうです。認知症徘徊の生存率は行方不明の高齢者が当日中に発見された場合その生存率は80%以上で、日が経つごとに生存率は下がり続け、翌日で約60%、3日から4日で約20%、5日目以降だと0%になると報告されています。
認知症による徘徊への対策
・専門家に相談するというのも方法の一つです。例えば認知症でかかりつけのお医者さんにお話をしてみてください。認知症による徘徊は様々な原因が考えられますが、その原因によって処方されるお薬があるかもしれません。
・近隣の住民や地域の方と連携するのも方法です。徘徊が危険だとはいえ家の中に閉じ込めておき、ずっと監視をするというのは逆に様々な問題が起こる危険があります。また、いくら気をつけていても、知らない間に外に出てしまうことも考えられます。そんなときに頼りになるのが、「第三者」の存在です。近所の方々には、あらかじめ徘徊の症状がある家族がいることを伝えておきましょう。そうすると、万が一の際にもすぐに見つかる可能性が高くなります。また、本人が立ち寄りそうなお店や駅、交番などにも同様のことを伝えておくと声をかけてもらいやすくなります。その際、身長や髪型などの身体的な特徴をあわせて伝えておきましょう。
・その他では、靴や必ず持つものなどにGPS機能をつける、玄関に工夫する(鍵を2個つける・本人が届かないところに)センサーを付けるなど。
まとめ
認知症の症状の中でも徘徊は必ず起こる減少ではありませんが、昼夜問わず表れる症状のため介護者の負担は大きいでしょう。徘徊が起きると命の危険をともなった行動を起こすことがあります。一人で抱えずに周りの方や専門家に相談して対策をとりましょう。
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この記事を書いた人
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父の介護経験(認知症・糖尿病)から、独居で孤独な高齢者の存在を知りお役に立ちたいと思い高齢者様に対する傾聴サービスを始めました。役所に登録した高齢者様との傾聴ボランティア訪問員も行っています。お話しをお聞きする以外にも私に出来る事であれば対応させて頂きます。お気軽にご相談下さい。
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高齢者傾聴スペシャリスト│父の介護経験を活かし活動│訪問傾聴サービス│訪問・電話安否確認│介護地獄・介護疲れを救いたい│独居で高齢の親が心配を解決│高齢者の心のケア│生活に張りを│認知症予防・改善指導│認知症・糖尿病情報発信│健康生活習慣情報発信│高齢者傾聴ボランティア認定│高齢者傾聴副業指南│東京都在住
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