認知症を患いご自宅で介護されているかたも多くいらっしゃると思います。
私は自宅介護には限界があると思っています。皆さんの介護期間の平均は6〜7年と言われています。
6〜7年は長いと思いますが皆さん頑張られているのですね。でも頑張りすぎずに施設に預かって頂くことを
検討しても良いのではないでしょうか。そこで一つの問題はお金ですよね。「施設に支払うお金が無い」
「そんなに年金をもらっていない」という問題です。でも少ない年金でも入れる施設はあるんです。
有料老人ホームの選び方
有料老人ホームは、年々すごい勢いで増加しています。皆さんの身の回りにも気がついたら出来ていた。なんてことはありませんか?全国で約1万5千施設あるそうです。それを何も知識がない状態で探すのは無理ですよね。役所やケアマネージャーさんに相談するのも良いですが、ご自身でもある程度の知識を身に付けておかないと紹介された施設に入居後に「こんなはずでは無かった」、「知らなかった」となってしまいます。たとえば私の体験談で言うと、「看取り」の問題で父を施設に入れたあと体調を崩し危ない状況になった時に「うちでは看取れない」といわれ慌てて他の施設を探したことがあります。でも入所時に必ず説明があるはずなので私がそれをきちんと認識していなかったことが原因でした。事前にしっかり勉強しておけば慌てることはありませんでした。ということで、人生の最期を迎える場所になったりするので慎重に選びたいものです。
選び方のポイントとしては以下の8つを意識して下さい。
1,施設の種類
運営機関を大きく分けると「公的」と「民間」に分かれます。公的はお安めで民間はお高めですがサービスも良いなど
メリットデメリットがあります。なんだか学校の公立と私立みたいですね。同じ公的でも数種類、民間でも数種類の
施設があります。これは自立した生活ができるか、要介護度や認知症の重度などによっても異なります。
2,立地
これは近いほうが良いです。一切面会にも行かないと言うなら別ですが私が初めて見学に行った施設は自宅から
1時間半もかかる所でしかも週に1回「洗濯物を引き取りに行かなければならない」施設でした。
割と近くにコインランドリーも有りますとのことでしたが、洗濯は自分たちでするの?と思いました。
何しろ何も知識がない状態でケアマネージャーさんに紹介されて初めて行った施設だったので、
そんなものなのかな?と思っていました。洗濯は施設でやって頂ける所も沢山ありますのでご心配なく。
話はそれましたがとにかく何かと行く機会が出てくるので近いに越したことはないです。
3,費用
お金持ちの方であれば問題ありませんが、大抵の方は親の年金の範囲で入居をさせたいと思うものです。
しかし中々厳しいのが現実です。後ほど低所得でも入れる施設はご案内しますが、そこに入れない場合は
一時的に別の施設に入れざるを得ない場合があります。親御様が現在おいくつで平均寿命より
少し長く生きるとしてどのくらいの資金があれば良いのか貯蓄と照らし合わせて考える必要があります。
こちらは親御様の状態によって異なりますが、医療機関との提携状況、認知症は患っている場合の対応、
看取りが可能か、スタッフの配置数(入居者何人に対してスタッフ何人か)などが確認事項になります。
5,入居条件
入居条件はそれぞれの施設で設定されています。施設の種類のところでもお話しましたが、自立しているか
要介護度はいくつか、認知症を患っているかなどがあり、一方的にここに入れたいと思ってもその基準を
クリアしていないと入居することは出来ないのです。
6,退去条件
ようやく施設に入居したものの退去してくれと言われてしまうそんなにあることではないと思いますが、
施設の規定では退去に関する決まりもあります。介護度が変わった場合はどうなるのか、
入居後に認知症を発症したら、病気になり長期入院したら戻れるのか、暴言・暴力などのトラブルをおこしたら、
など心配なことはあるのでよく確認しましょう。
7,ホームの雰囲気
入居を検討される場合、一度見学をされたほうが良いと思います。これも私の体験談ですが、見学に行った際
「全員が車椅子」だったのです。そして皆さん覇気のない表情でうつむいていたのです。
勿論転倒防止などのきちんとした理由があっての措置ですが、毎日2時間散歩するのが日課でしたので
父を強制的に車椅子に座らせることは出来ないなと思いました。また入居後、気の合う方と仲良く出来れば
よいなと思うので男女比やリクリエーション、イベント、趣味の場(親御さんの趣味が出来るか)があるかどうかも
確認ポイントの一つとなるでしょう。
8,食事
食事も施設選びにはとても重要なポイントです。何しろ毎日食べるものですから好みに合うかどうかは大きな事です。
是非試食などを行って確認してみて下さい。また体の変化に対して制限食を用意して頂けるのかなども考慮しましょう。
全てがそうではないかもしれませんが今どきの施設は施設内で調理をしているわけではありません。
専門の業者にお願いして冷凍のものを送ってもらい湯煎して提供しているパターンがほとんどです。
介護職の人手不足問題は申告で外国の方を雇われている所もあります。ですので食事を作る人的余裕が無い
というのが実情でしょう。しかし冷凍で湯煎だから美味しくないのかといえばそんなことはありません。
業界に複数の業者があり切磋琢磨して美味しい食材を提供しています。
費用を抑えられる施設は4つ
入れたい施設はサービス体制や医療が整ったところが良いしなるべく近いところにしたいところではありますが、いざ探してみると高いし、空きは無いし、遠いしなどうまくはいかなかもしれません。優先順位を考えると費用の面は外せない条件になるでしょう。そのような場合どのような施設があるのでしょうか。やはり公的な施設が候補となりますが、
- 軽費老人ホーム
- 特別養護老人ホーム(特養)
- 介護老人保健施設(老健)
- 民間の施設(立地や築年数などで低所得者でも入れる施設)
公的の施設は応募が集中してしまうこともあって空きがない状況が多いです。また入居時の条件が厳しい所もあります。そんなときは民間の施設を探さざるを得ません。
まとめ
今後益々増加する高齢者ですが、それに伴い施設はまだまだ増えてくるものと思われます。大切なご家族を預けるのに検討しなければならないことが沢山あります。人任せにせず御自身も知識を持って適切な施設を選択されるようぜひ検討してみて下さい。
私の他の記事も是非参考にしてみて下さい。
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この記事を書いた人
傾聴スペシャリストヒロキ(東京都在住 1965年生まれ)
高齢で一人暮らしの親が心配だな~を解決します。
親御様に訪問又はお電話にて傾聴サービスを行います。
活き活きと生活して頂く為のお手伝いをします。
父の介護経験(認知症・糖尿病)から、独居で孤独な高齢者の存在を知りお役に立ちたいと思い高齢者様に対する傾聴サービスを始めました。役所に登録した高齢者様との傾聴ボランティア訪問員も行っています。お話しをお聞きする以外にも私に出来る事であれば対応させて頂きます。お気軽にご相談下さい。
資格:高齢者傾聴スペシャリスト
高齢者傾聴スペシャリスト│父の介護経験を活かし活動│訪問傾聴サービス│訪問・電話安否確認│介護地獄・介護疲れを救いたい│独居で高齢の親が心配を解決│高齢者の心のケア│生活に張りを│認知症予防・改善指導│認知症・糖尿病情報発信│健康生活習慣情報発信│高齢者傾聴ボランティア認定│高齢者傾聴副業指南│東京都在住
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