認知症の関連症状に人の名前がわからなくなると聞いたことはあると思います。実際に私の祖母も父もそうでした。でも最後までわかる人とわからない人が分かれました。その理由とは一体なぜなんでしょう。
親を預けたくなる老人ホーム【LIFULL介護】次女、次男の名前がわからない
思い起こせば私の祖母も認知症でした。思い起こせばというのは私がまだ20代の頃(30年ほど前)で、当時認知症という言葉は理解していませんでした。とにかくボケてしまったとかいう表現でした。その当時、私の母が面談に行っても母の姉、つまり長女(母は次女)だと思い「よく来たね」と言っていたことを覚えています。母はそのことにショックを受けていたものです。そして私の父の話ですが、私の弟は地方に婿養子に行ってしまったので私が父の面倒を見ていたのですが、私のことは分かっても弟のことはわからなくなってしまった時期があります。当時母が言っていましたが「やっぱり長女は忘れないのかね」という言葉を思い出します。人によっては違うのかもしれません。よく聞くのは自分の子供が男の子で認知症の親御さんに弟がいたりする場合、息子を見て弟だと勘違することがあると言います。それは娘と妹を間違えるのも同じです。どうしてそのようなことになってしまうのでしょうか。認知症は一般的に短期記憶が失われていき、長期記憶は残ると言われています。なので長期記憶の中で幼い頃の記憶に弟(もしくは妹)と過ごした思い出が強く残っていると考えられます。
その記憶は本人にとってとても大事なもの
お伝えしたように認知症を患うと短期記憶は失われがちですが、長期記憶は残ります。私の父も事あるごとに長きに渡って勤めた時計の製造メーカーでの自分の功績を何度も話していたものです。最初の頃は「それこの前も聞いたよ」と言っていましたが、認知症のことを知ってからは「そうなんだ、すごいね」と初めて聞いたかのように頷きながら聞いていました。後から勉強して分かったことですが、それは本人にとってとても大切な過去の記憶であるのです。
名前がわからなくなっても大丈夫
もしも現在認知症の親御さんを介護している方で、その親御さんがあなたのことをわからなくなったとしても心配することはあるません。短期記憶は失われても長期記憶は残っているものです。あなたと過ごした大切な時間は決して忘れられるものではありません。そういった認知症特有の症状を理解して割り切りましょう。
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この記事を書いた人
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父の介護経験(認知症・糖尿病)から、独居で孤独な高齢者の存在を知りお役に立ちたいと思い高齢者様に対する傾聴サービスを始めました。役所に登録した高齢者様との傾聴ボランティア訪問員も行っています。お話しをお聞きする以外にも私に出来る事であれば対応させて頂きます。お気軽にご相談下さい。
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