私が取り組んでいる傾聴サービスのお仕事は高齢者様向け傾聴サービスです。特にお一人で自宅で過ごされている方が多いです。お金を頂いてお話を聴くということになるのですが、わざわざお金を支払ってまでお願いすることではないとお感じでしょうか?お金を支払ってでも傾聴サービスが必要なのか?その理由についてお話します。
親を預けたくなる老人ホーム【LIFULL介護】高齢者の独居問題
現在日本では多くの老夫婦世帯や独居老人が多く、特に独居老人についてはいたたましい孤独死なども社会問題になっています。独居老人の方々も生活、お金、体のことなどについて一つや二つの不安や悩みを感じておられていることでしょう。そうしたなか今現在世の中にそういった方々をケアするシステムが不足しています。認知症などを患い要介護に認定されれば、介護保険を適用して色々なサービスを受けることが出来ますが、心も体も健康でご自宅で生活されている方は基本的にはそういったサービスを受けることが出来ません。そういった方々で外出もあまりせず、人との会話が極端に少ない方は多くいらっしゃいます。これを読まれている40歳から50歳の男性の方がいらしたら想像してみてください。ご自分が60歳か65歳で定年し、お子様もご結婚などで独立し近くにはいない。そして奥様に先立たれてしまったとして残されたあなたはどうされますか?
ご近所付き合いも盛んでお友達も沢山おられて外出も好きで金銭的にも余裕があれば問題は無いのですが、ほとんどの方はそうではないと思います。なぜでしょうか?
高齢者が孤独になる理由
お子様とは様々なご事情によって別居していて夫婦どちらかが先に他界してしまうと必然的に独居となります。お子さんが「一緒に住もう」と勧めても「住み慣れた家が良い」ということになります。特に親御さんがお父さんである場合すこし厄介な状況になることがあります。一般的にですが、男にはくだらないプライドや見栄や意地があり、「周りのやつより俺のほうが〇〇だ」と考えがちだからです。〇〇というのは社会的地位であったり良い家に住んでるであったりお金持ちだであったり良い車に乗ってる、と言った具合に、相手と比較して俺のほうが上だとマウントをとろうとします。現在会社では上司や同僚、部下や取引先などお仕事でお付き合いがあると思いますが、退職した瞬間そのお付き合いは無くなります。そうなると奥様を含めた家族になるのですが、先程お話したようにお子様も独立し結婚され近くにおらず、奥様に先立たれたら…
それまでのプライドが邪魔して今更へいこらしてご近所付き合いも出来ず。いま独居老人で男性の高齢者はそのような方が多いと思われます。
傾聴サービスが必要な理由
一人暮らしのご高齢者はあまり活動的ではなく他人とお話をする機会も少ない傾向にあるとお話をしました。そのような方々に傾聴サービスを提供することが何故必要なのかそれはご高齢者の方々に
- どんな悩みがあるのか
- どんな希望があるのか
- どんな事に期待しているのか
- それを実現するためにどうすれば良いかわからない
そういった事を専門の知識を持った者が、傾聴サービスを通して心を開いていただき本音を引き出しそれらを読み取るためです。お年寄りに寄り添うサービスが必要で、心の拠り所となる人、本音で話ができるパートナーがいることが重要なのではと思っています。家族には遠慮して話せない、家族ではないからこそ何でも気軽に話せるパートナーが。次に必要性に続いてメリットをご説明する前に、これまでの親御様とのコミニュケーションはどのようなものだったのかを思い出して見てください。
一つの例として
- 思い出した時にたまに電話する
- 実家には年に数回しか行かない
- その時の会話は「元気?体調はどう?」「なんか困ったことない?」
- その他世間話程度
- 親御さんの答えは「あ〜なんとか元気にやってるよ心配ない」
この程度の会話だったりしませんか?こういっては怒られますが、自分たちの生活で一杯一杯なので親の面倒をみるのは正直面倒くさいといったこともあると思います。自立して元気でやっててね、といった感じです。本音では悩みや不安があるのに子供に心配かけまいとして言わないのです。迷惑をかけたくない、と。
傾聴サービスのメリット
傾聴サービスのメリットを紹介します。私の傾聴サービスでは、親御様から得た情報をメールやLINEでご家族にフィードバックしています。そうすることによって、、
- 家族も認識していない悩みや近況がわかる
- それらを元に電話しやすくなる
- 会話のきっかけになる
- 親御様とのコミュニケーションが円滑になる
- ご家族が親御様の悩みや希望を理解することで解決してあげようとする
- 親御様は喜び生きる希望が上がる(QOL=人生の質が上がる)
- さらに親子のコミュニケーションが円滑になる
このような良い循環が生まれます。更に外部の人間と接することで脳が活性化し生活に張りがでます。そのことによって認知症を予防できる可能性もあります。また健康状態の確認などにより「寝たきり」になる前に手を打つことができます。
傾聴サービスのデメリット
有料の傾聴サービスを受けるには費用がかかります。役所で取り組んでいるボランティアや団体もあります。一度調べて頂いても良いかもしれません。ただあくまでもボランティアですので専門の知識もなく頻度や時間も限られています。お子様へのフィードバック等もありませんので親御さんの状況を知ることはできません。
まとめ
高齢者への傾聴サービスが必要な理由はご理解いただけましたでしょうか。サービスを受けることによって生活に人生に張りを心身ともに健康で長生きしてもらい豊かな老後を過ごしていただく。心身ともにとは「認知症予防」「寝たきり予防」などにも効果的です。しかしながら傾聴サービスはご本人の意思や意欲が低下している状態では自分から進んで活用するとは考えにくいですよね。お金もかかりますしまず存在すらわかりません。ですので親御様に生き生きと張りのある質の高い老後を送ってもらいたいと願っておられるご子息様に高齢者傾聴サービスをもっと広く知っていただき是非活用していただければと思います。
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この記事を書いた人
傾聴スペシャリストヒロキ(東京都在住 1965年生まれ)
高齢で一人暮らしの親が心配だな~を解決します。
親御様に訪問又はお電話にて傾聴サービスを行います。
活き活きと生活して頂く為のお手伝いをします。
父の介護経験(認知症・糖尿病)から、独居で孤独な高齢者の存在を知りお役に立ちたいと思い高齢者様に対する傾聴サービスを始めました。役所に登録した高齢者様との傾聴ボランティア訪問員も行っています。お話しをお聞きする以外にも私に出来る事であれば対応させて頂きます。お気軽にご相談下さい。
資格:高齢者傾聴スペシャリスト
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